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院長挨拶

開院三年のご挨拶

御来院の皆様へ私が、ここ堀留でクリニックを開設してから早三年が経ち、この五月で四年目を迎えることができました。まさに光陰矢のごとしであります。
この間に健康保険の世界では、社会保険の本人負担が三割となり、包括診療点数が慢性疾患である「生活習慣病」に適応されました。真に被保険者・医療者にとっては経済的負担が増えるばかりとなりました。この時代にあっても、当院の登録患者数は二千人、「がん免疫ドック」実施は三百件を超える事が出来ました。当院を信頼して受診して下さる皆様のおかげと感謝しております。さて、今後三年は当院にとっても真の評価が下される期間と考えております。
この新しい期の始まりにおいて、私なりの考えを示し、そして皆様からのご助言をいただければ幸かと思いつたない乍らも文章をしたためさせていただきました。
開設以来信条として参りました事は、医療は正常な社会生活を円滑に送っていただけるように援助するサービスであり、誰一人として望んで病気になられている訳ではありませんから「威張らない媚びない」それと「安全第一」そして「無駄時間を省く」と言うことであります。
医師も人間なのですから病気を治せる訳がありません、単に患者様の治癒力の援助をするに過ぎません。

さらに、医学知識は一般の方よりも多いでしょうがその他の事、例えば車の構造などについては車の修理工のようには知らないのでありますから、なにも患者様に対して威張る必要など無いのであります。反対に、純粋な商売人でもありませんから、患者様の事を考えた結果厳しい事を言わねばならぬ時もあります。ですから媚びる医師というのもおかしな訳であります。
即ち、医師と患者は人間として対等な立場でなければならないと考えます。この主張のために私は「権威の象徴」であるかのような白衣は着ていません。また、診察室の椅子は私も患者様も同じ色形の物を使用しています。当院では開設当初より、注射アンプルを吸う時には必ず細菌フィルターを使用しています。これにより、細菌感染ならびにアンプルの中に混入するガラス破片を患者様に注入することがありません。この他にも安全第一を考え通常の診療所では完備していない、蘇生道具及び除細動器も設置してあります。血液検査は極力院内で行い素早くお知らせしていますが、お時間のない方にはメールを用いて結果報告しています。

現在の保険診療内容は、地域柄内科と皮膚科が多くペインクリニック診療は多くはありません。受診される方々は何科という壁を考えずに体調不良であれば相談に来て下さる方が多く、中には、当院に来れば何とかなると仰って下さいます。その様な言葉は私にとっては涙が出るほどに嬉しいものです。
自由診療の主体はやはり癌患者様の診療です。私は癌の専門医ではありませんし当院には手術設備はありませんが、大学病院時代の研究が免疫に関する事でしたので健康食品あるいは自己リンパ球を用いた免疫療法を実施するようになりました。
この、癌という慢性疾患をお持ちの患者様とお付き合いするようになってから良く分かった事があります。それは、患者様にとって一番の薬は医薬品ではなく御自身の前向きな態度という全く目には見えない力であるという確信であります。
過去三年を振り返ると、患者様からのニーズに応えるために、感冒や癌をお持ちの方、更には美容に関連した診療内容になってしまい、さながら「何でもある駄菓子屋」的であることは否めません。しかしながら、目標はたとい美容であったとしても患者様が満足され、そして幸福に社会生活が送れる一助になればと言うことに変わりありません。この姿勢は今後も変化することはないでしょう。
なぜなら、一番大事なことは私自身の専門職を患者様に押しつけるのではなく患者様のご希望に合わせられる努力を続けることであると考えるからであります。現在考えております新たな診療項目としては「抗肥満外来」の充実「口臭外来」「ED外来」「美顔外来」などです。
しかしながら、これらは私の考えだけですので、ここで、皆様のご意見を教えていただきたくアンケート調査をさせていただくことにしました。
今後も、今まで以上に皆様の健康維持を目指すと共に出来うる限りご希望の添えるように職員一同努力する所存であります。

平成十六年五月信州会クリニック
院長 永井一成
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