PRP(多血小板血漿療法)

多血小板血漿(PRP)療法

 多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)=PRPは血小板を高濃度に濃縮した血漿(血液から有形成分(血球)を取り除いたもの)の事です。血小板には PDFG, FGF, EBF, VEGF, など血管の新生やコラーゲンの生成を促し、創傷を治癒させる成長因子が多数含まれます。これら成長因子群が周囲の細胞を賦活化し、傷害を受けた血管や細胞を修復します。即ち血小板には傷を自分で修復するというシステムの最初の段階を指示する役割を担っているのです。   再生医学の1つの応用として、自己多血小板血漿(PRP)をシワ・ほうれい線・ニキビ跡など弱ったお肌の皮下あるいは皮内に注入し肌組織を活性化し細胞増殖や毛細血管の新生・コラーゲン産生などを促し自己再生能力を高めて皮膚を蘇らせます。治療に用いるPRPは、患者さま御自身から採取した血液から分離作成するので、免疫拒絶やアレルギー反応も無く安全に使用できます。  お肌改善法としては、顔プラセンタ注射、メソローラに加えてこのPRP療法がありますが、患者様のお肌状況に合わせた治療法を選択しなければ最良の結果は出ないと考えております。

(補) 血小板が持つ主な成長因子と働き。
1. PDGF(Platelet Deriver Growth Factor)
細胞の増殖、血管の再生・修復、コラーゲンの産生 →FGF (Fibroblast Growth Factor)組織を修復・コラーゲンの産生・ヒアルロン酸の産生
2. EGF (Epitherial Growth Factor)
上皮細胞の成長促進・血管新生、創傷治癒を促進
3. VEGF
血管内皮細胞の増殖・新生
4. TGF-α
上皮細胞・血管内皮細胞の増殖・新生 創傷治癒を促進

【再生医療等の安全性の確保等に関する法律】により多血小板血漿(PRP)療法を行うには認可が必要となりました。

● PRP治療今後も実施できます
11月9日付けで多血小板血漿(PRP)療法の申請が受け付けられましたので、今後も従来通り当院でPRP治療をお受けになれます。

【再生医療等の安全性の確保等に関する法律】により多血小板血漿(PRP)療法を行うには認可が必要となりました。無認可施設でのPRP療法は違法行為となります(平成27年11月25日より)
当院の状況

特定細胞加工物製造関連 (PRP作製)再生医療等提供計画関連 (PRP療法実施)
受理日2015/3/4
2017/03/22
2018/03/06
2019/03/01
2020/03/31
2021/04/05
2022/03/09
2023/03/03
更新
受理日2015/11/9
2017/01/10
2017/12/22
2018/12/10
2019/12/16
2020/12/03
2021/11/30
2022/12/07 
更新
施設番号FC3140016計画番号PC3150094

 

PRP療法Q&A

女性職員による PRP日記

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